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A氏に送った「暑中見舞い申し上げます」

拝啓

お疲れ様です。
久しぶりだね。先日は、連絡ありがとう。

日頃の貴方のロリーポップグループでの活躍ぶりは、LINEを拝見拝読し、よく頑張ってるなと感心しきりです。

また、今コロナ禍の蔓延で先の見えない状況にて、世の中の人々の弱りや傷み具合が、身体面どころか、経済面、また精神面にと、更に厳しさが増すのを感じるこの頃です。

ただ、併せて感じるのは、「この変化に適応できるか!」「これからどう生きるのか!」と、私達一人一人が、問われている事も肌で感じます。

不謹慎で大変に失礼な表現になるかもしれないが、誤解を恐れずに言うと・・・。

今、世の中の人達がみんな、普通としていた日常や活動が不自由な状態に陥り、ある種の「身体障害者」の方たちが味わう境遇の僅かな一片でも感じる状況になったのではないかと。

三密を避ける、人混みを避ける、リアルな集会や会合を避ける、アクティブな活動を避ける、複数の会食を避ける、大きな声を避ける、出社を避ける、家族感染を避ける為に孤食をする、十分な経済活動が出来ず経済的困窮となる、失業する、普通が普通でなくなり、誰かの支えが必要となる・・・など。

現在の貴方の活動の場の中心となっているオンラインのLINEやFacebookなどのSNS上での繋がりや支え合いの仕方を、今、私や私達が遅ればせながら、テレフォーラムやテレトレーニングやテレミーティング、オンラインセミナー、テレワークなどとして「テレ」(離れて)の活動をやっています、いや、やり始めています。

また同時に、これは私の事業活動における長年の問題や課題の回答の一つでもあります。

私の長年の問題や課題とは・・・。

人々が高齢者となり終身現役で働くには・・・
介護をしながら働くには・・・
育児をしながら働くには・・・
病気を抱えながら働くには・・・
障害を抱えながら働くには・・・
過疎地や地理的な環境を越えて働くには・・・
豪雨豪雪台風などの気象環境を越えて働くには・・・
時間とコストを抑えて働くには・・・
能力不足を越えて働くには・・・など。

全てに万全ではないにしても、たくさんの問題解決に繋がる可能性を、しっかりと感じています。

今、改めて、貴方の活動や活動の仕方に敬意を感じます。

ただ、一つだけ、ロリーポップグループでは門外漢である私ですが、日頃のLINEでの活動を拝読させて頂き、感じる事があるのでお伝えさせて頂きます。

ご存じの通り、組織や集団では必ず人は「2:6:2」や「3:4:3」に分類されていきます。

また、全てが必然必要な存在であり、無駄な存在者などは一人もいません。

先頭を走るリーダー的、積極的、アクティブな存在の2割や3割の人達と、反対側の消極的で少しネガティブな存在の2割や3割の人達。

そして、その中間の6割や4割の人達。

貴方は、リーダーとしてアクティブに先頭の2割や3割を引っ張り、惹き付け、踊る事をし、華やかな場を提供している事や仕掛けをしている事は、極めて重要で必要な事です。

しかし、同時に表に出にくい引っ込み思案で、消極的で、ネガティブなタイプで、華やかな場は苦手で、壁の花となりがちで、置いてきぼりな2割や3割が必ず存在する事。

その人達の存在を忘れないで、またその人達の存在しやすい「逃げ場」も用意する事や創る事も忘れないでください。

「穴の空いた桶には、水は溜まらず」

集団と組織の違いを一言で表すなら、
それは「役割の認識」にあり、集団は思い思いの言動をし、組織は役割を認識した言動をする!に尽きる。

いくらスーパースター的な活躍をする貴方でも、貴方一人の力だけでは、オフェンス(攻め)とディフェンス(守り)の両方では疲弊するし、全てが中途半端になるから、幹部会や理事会での役割の分担や、分類した分科会的な活動も試みるといいと思うよ。
会員の大半が、身体に障害をもち、ややもすれば、心まで障害に侵されかねない状況や環境となる人達においては、息の抜ける同類と感じる人達との井戸端、お茶会、気負わぬ世間話など、目的のない集まり、用事のない集まりなどの「場」も定期的には必要ということも忘れずにね。

恥ずかしながら、私もロリーポップグループのLINEの中では壁の花であり、中々そのスピードについていけず、勝手に置いてきぼりな存在となっています。
(もちろん、私次第で、私の問題ですよ。)

今、世の中一般の働く人達も、無駄のないリモートワークや、目的追及ばかりのテレワークにて(在宅ワークでサボる人は別として)、少しばかりの弊害や、テレワーク鬱と、「真面目だからこそ病む」という人達もでてきているようです。

長々と、大変差し出がましい事を言い、気分を害されたかも知れませんが、老婆心ならが申し上げたことをお許しください。

コロナの蔓延に加え、これから猛暑の日が続きますので、ご自愛されながらご活躍される事を願っています。

私も貴方に負けないように頑張っていきます。

コロナ明けにて、また美味しい会食の出来る日を楽しみにしています。

敬具

ロリーポップ・ネットワーク  代表 A氏
「病院退院後、家の中から外に出てみんなで一緒にどこかへ行って冒険しよう」
・・・当事者自ら起ち上げた、後天的な身体障害者中心のグループです。

弊社はロリーポップ・ネットワーク様へ「アミンな日めくり 総集編」の売上金の一部を寄付させて頂いております。

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プロフィール



リファイングループ代表取締役CEO

保坂 祇彦/Masahiko Hosaka

福岡市出身。健康産業との出会いから身体の健康はもとより精神の健康も大切だと考え、’85年実践の教育産業を目指すウエルネス綜合研究所を設立。美容、健康関連企業のコンサルタントとして企業等の営業指導及び美容・健康の指導を行い、’96年、株式会社アミンを設立。 「信頼と感謝」を基本理念にかかげ、直販流通ビジネスを起業する。又、(社)日本訪問販売協会内、全国直販流通協会理事を歴任。業界紙等におけるアドバイザー業も手がけ、現在ではリファイングループのCEOとして手腕を振るっている。 そのエネルギッシュな講演はわかりやすくユニークかつ本音で語るが故に迫力があり、人気を呼んでいます。


 主な講演内容
「手に職・頭に商い」「美しい女性とは」「職と健康」…等々