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今日のお話「泣き婆さん」

京都市左京区に「南禅寺」(なんぜんじ・・・日本の全ての禅寺で最も格式の高い寺)
というお寺があり、その住職のお話。

そのお寺の近くに「泣き婆さん」といういつも泣いてばかりで有名というお婆さんがいたそうです。

ある時、偶然に通りでバッタリ出逢い、住職は「お婆さんは、何故いつも泣いているのですか?」と尋ねました。 

すると、お婆さんは「近くで、長男が傘屋を営んでいて、晴れの日が続くと傘が売れないから、可哀想だからです」と。
すると、住職は再び尋ねました。
「しかし、お婆さんは毎日泣いていて、雨の日も泣いていると聞きましたよ」と。 

すると、お婆さんは「長男の店の近くで、次男が下駄屋をしており、雨が降ると次男の店の下駄が売れず、可哀想だから泣いているのです」 

「だから、毎日、心配で心配で、泣いているのです」

そこで、住職は言いました。 
「お婆さん、それは、逆ですよ!」

「雨の日には、長男の店の傘が売れると、ニコニコ笑い、晴れの日には、次男の下駄が売れると、ニコニコ笑えばいいんですよ! そうすれば、必ずや長男も次男も商いがきっと上手くいきますから!」と。 

すると、泣き婆さんの顔には、パッと明るさが差し、 それからのお婆さんは、周囲では有名な「笑い婆さん」(陽転思考)となりました。

■事実にプラスもマイナスもない。あるのは解釈のみである。 

参照「アフリカ大陸に派遣された2人の靴のセールスマン」

以上。

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プロフィール



リファイングループ代表取締役CEO

保坂 祇彦/Masahiko Hosaka

福岡市出身。健康産業との出会いから身体の健康はもとより精神の健康も大切だと考え、’85年実践の教育産業を目指すウエルネス綜合研究所を設立。美容、健康関連企業のコンサルタントとして企業等の営業指導及び美容・健康の指導を行い、’96年、株式会社アミンを設立。 「信頼と感謝」を基本理念にかかげ、直販流通ビジネスを起業する。又、(社)日本訪問販売協会内、全国直販流通協会理事を歴任。業界紙等におけるアドバイザー業も手がけ、現在ではリファイングループのCEOとして手腕を振るっている。 そのエネルギッシュな講演はわかりやすくユニークかつ本音で語るが故に迫力があり、人気を呼んでいます。


 主な講演内容
「手に職・頭に商い」「美しい女性とは」「職と健康」…等々