『守・破・離とは・・』 ~自分らしさ~
「守」とは基本を意味し、基本的な事や当たり前の事が、ごく普通に当たり前に理解され出来る事。(怠けず努力さえすれば得られるもの。)
「破」とは応用を意味し、守である基本的な事を、現場での経験を重ね、現場で相手や状況に応じて、守の基本を崩したり、その一部だけを抜き出したり、又は部分と部分の組み合わせなどをしたり、その場に合わせ、その場に必要な事が臨機応変に出来る事。(結果が求められる現場での経験の積み重ねで得られるもの。)
「離」とは個性を意味し、「守」という基本が出来、かつ「破」という応用が自在に出来る者が、初めて基本やその応用からも離れた、自分にしか出来ない、その人の「らしさ」や、その人の「ならでは」の事が出来る事。(基本と応用の繰り返す実践の積み重ねの過程で、より結果を求める為の工夫・改善・改革の繰り返しの末に得られるもの。)
「自分らしさ」を強く求める人、こだわる人ほど「下流の人」に多い。それは、仕事をも自分らしくしようとする!(自分らしさ=自分中心)仕事は自分らしさの前に立場・役割にふさわしい事を当たり前に行い、結果につながるもの。
立場・役割にふさわしい事をやらず自分中心の自分らしさを大事にすると、当然の如く結果にならず収入も低くなる!その結果がまたさらに、無意識に自己を守り自己保身のために、さらにまたより自分らしさに強くこだわり悪循環、マイナスのスパイラルとなる。(ベストセラー・格差社会より)
「上流の人」は「らしさ」の使い分け、抑制、コントロールができる人である。TPOに応じた様々な「らしさ」の使い分けの事を、「チャンネルの切り換え」とか「自己追加」とか、場合によっては「自己犠牲」とかの呼び方・表現となる!
仕事における「自分らしさ」とは「守(基本)・破(応用)・離(個性、らしさ)」の「離」の段階にて派生・発生するものであり、初級・中級レベルで大事にしすぎ、こだわりすぎると結果は作れず!だからこそ、自分の能力の現在値を素直に認め、自分より出来る人(今、結果を出せる人)をもっと認め、もっと学び、もっと盗み、もっと真似る事が大事なり!
そのためには、自分自身がもっともっと素直に、もっともっと謙虚にあらねば、無理な事でもある!