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「流通変革の考察」

お金は寂しがり屋

人が集まるところにお金も寄ってくる。

歴史上、商売はお金に寂しい思いをさせないように「にぎわい」を演出しながら発達した。

昔の「市」に始まり、戦後の闇市、そして商店街、郊外型ショッピングセンター、専門店チェーン、コンビニ、駅ナカなどと「にぎわい」の主役は時代と共に変わってきた。

2000年代以降は、米アマゾンや楽天などネット企業が、人とお金を引き寄せる。

そして、コロナ禍の集客難にて、小売業者や飲食業者が、「宅配企業」(アマゾンやウーバーや出前館など)を使う。

しかし、既に「使う」のではなく「使われている」感があり、「料理宅配企業」が小売業者や飲食業者を囲い込んでいると、認識すべきである。

もはや、料理宅配企業が小売店や飲食店の新たな「大家」に なってきている。

かつての「大家」は、ショッピングセンターであり、その後はアマゾンや楽天グループなどのプラットフォーマーに変わり、そして今、新たに人が集まる先は料理宅配となっている。

(コロナ禍で、店の集客が減る中、売上の30%以上を占める高い「家賃=手数料」を支払い、売上維持と拡大にとなっている。)

近年の小売業や外食業は、「マス(大量・大衆)か、ニッチ(こだわり・隙間)か」の選択に迫られていた。

そして、これからは、それがさらに、時間の「スピードかスローか」や、「デジタル(AI・ネット)か、アナログ(人・対面)か」という選択にと進んでいく。

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プロフィール



リファイングループ代表取締役CEO

保坂 祇彦/Masahiko Hosaka

福岡市出身。健康産業との出会いから身体の健康はもとより精神の健康も大切だと考え、’85年実践の教育産業を目指すウエルネス綜合研究所を設立。美容、健康関連企業のコンサルタントとして企業等の営業指導及び美容・健康の指導を行い、’96年、株式会社アミンを設立。 「信頼と感謝」を基本理念にかかげ、直販流通ビジネスを起業する。又、(社)日本訪問販売協会内、全国直販流通協会理事を歴任。業界紙等におけるアドバイザー業も手がけ、現在ではリファイングループのCEOとして手腕を振るっている。 そのエネルギッシュな講演はわかりやすくユニークかつ本音で語るが故に迫力があり、人気を呼んでいます。


 主な講演内容
「手に職・頭に商い」「美しい女性とは」「職と健康」…等々