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『二匹目のカマス』

1.「カマスの自己能力限定」

水槽に小魚を入れ、間にガラス板を立て、反対側にカマスを入れる。すると肉食のカマスは小魚(餌)を食べようとするが、ガラス板に阻まれ頭を打つ!それを何度も何時間もくり返す、そのうち小魚を食べるのを諦め、自己縄張り(自己回遊範囲)でぐるぐる回り出す。
その頃を見計らい、間のガラス板をそっと抜くと、小魚が自由に境界を越え泳ぎ寄るにも拘わらず、カマスは、食べられるのに「食べられない小魚(餌)」としてしまう…。
これを、『自己能力限定』という。

●これは人間においても同じ事が言える。いや、もしかしたらカマスよりも中途半端に賢いだけに、頭を打つ前から、何かする前から、頭でっかちになり、行動もしないのではないか!
また、行動しても失敗の結果をトラウマと捉え、正しい検証が出来ず、間違った検証をし、二度と同じところ(世界・業界)では挑戦しない、頑張れない自分を作ってしまう。
だから成功とは、知識やスキルや経験を身につける事は大事ではあるが、もっと大事なことは、①経験や結果から学習すること!であり、②一途な馬鹿になること!(勇気を持ってドン・キホーテになる!)である。

●成功者に中途半端な賢さの者はいない。それよりも、一途な夢現者ゆめうつつもの である。「焦らず慌てず諦めず、そして当てにせず!」である。

【補足】
「ドン・キホーテ」とは・・・現実的でなく、空想を好み、正義感にかられて動く、行動派の人間を指す。

2.「二匹目のカマス」

自己能力限定カマスを甦り、再生をさせるには…
小魚が目の前にいるにも拘わらず、食べない、食べられないと自己能力限定をしてしまった「先輩カマス(一匹目のカマス)」の水槽の中に「新人カマス(二匹目のカマス)」を入れる。すると、その新人カマス(二匹目のカマス)は、先輩カマスをよそに小魚(餌)をパクパクと食べ始める!それを側で見てる、先輩カマスは、「あっ!」と覚醒したかの如く、また甦り、新人カマスと一緒に食べ始める…!!

※水槽の状態=現実の実態
(連続した壁=人生)

1.新スターの必要性

2.誰もが一度は二匹目のカマスになり、先輩カマスに影響と刺激と覚醒を与えている。

3.「水槽に現れてくる連続した次々のガラス板とは、人生であり仕事の壁である。壁のない仕事や問題の一切ない人生などありえない!」

改革や成長には①若者(鮮度)②馬鹿者(一途さ)余所者よそもの (異文化)の存在が必要である。

我々の仕事や組織や集団が活性化し、成長する為には…

常に新鮮なエネルギーをもつ「若者(新人)」と、常に一途でドン・キホーテな「馬鹿者」と、常に視点の違う余所者よそもの を取り入れることが大事であり、それらの存在自体が影響力や刺激となる。

もしそれが、自己能力限定のされる前(期限内)にされれば、健全に組織や地区は成長するが、3~4ヶ月も「第二のカマスの影響」を与えられずなら、古参メンバーはもちろんリーダー自身も自己能力限定カマスとなり、組織や地区は濁り、澱み、硬直化し、やがて最後は崩れる。
アミンビジネスを続けるならば定期的に新スター・新カマスを投入することや、産むことが必然必要なこととなる。

貴方が自己能力限定となったカマスにならず、傘下を自己能力限定のカマスにせず、頑張れ!

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プロフィール



リファイングループ代表取締役CEO

保坂 祇彦/Masahiko Hosaka

福岡市出身。健康産業との出会いから身体の健康はもとより精神の健康も大切だと考え、’85年実践の教育産業を目指すウエルネス綜合研究所を設立。美容、健康関連企業のコンサルタントとして企業等の営業指導及び美容・健康の指導を行い、’96年、株式会社アミンを設立。 「信頼と感謝」を基本理念にかかげ、直販流通ビジネスを起業する。又、(社)日本訪問販売協会内、全国直販流通協会理事を歴任。業界紙等におけるアドバイザー業も手がけ、現在ではリファイングループのCEOとして手腕を振るっている。 そのエネルギッシュな講演はわかりやすくユニークかつ本音で語るが故に迫力があり、人気を呼んでいます。


 主な講演内容
「手に職・頭に商い」「美しい女性とは」「職と健康」…等々